少し前に、知人の女性と食事してきました。
話題は、僕にとってはもう日常の「話を聞いてほしい」です。
聞いてみたらそこそこ重い話で、男の僕がどれだけ考えたとてきっとその苦しさの1%も心底理解することはできないだろうと思うし、僕が言えることを一言で言えば「いや、あんたも悪いから」で終わる話。
それでもその人が少しでも気持ちを保てるように、おおよそ片がつくであろうひと月後くらいまでをなんとか乗り切れるように考えつく限りでアドバイスをして、なにかあればいつでも連絡してもらっていいから、と相変わらずの偽善者トークで乗り切って、それなりに知人女性も落ち着いて雑談に入ったころ、知人女性から僕についてのとある話題が出てきました。
以前以下のような記事を書きました。
恋愛相談を受けていた女性をブロックした話。
この記事の女性(以後A子)とこの知人女性は友達で、というかそこを繋げたのは僕で、ブロックした旨は知人女性には伝えてあった…というかブロックした直後に「ブロックされたんだけど?!」という鬼LINEが知人女性に来たという話まで聞いていました。
そのA子と知人女性が少し前に食事をして、以下のような会話があったそうです。
A子「そういえばあの人とまだ会ってるの?」
知人女性「(僕)さん?たまに会ってるよ」
A子「やめときなよ、あの人やばいから」
それを聞いて知人女性は驚いたけど、そのときには何も言えず、
「あ、そうなんだ、わかった」
と言ってその会話はそのまま終わったそうです。
そう言われる根拠はたぶん、これも少し前に書いたこれが原因なのかとは推測できます。
A子の彼氏(以後B男)が二股で付き合い出した女性(以下C子)と僕が縁あって引き合わされて、B男のことを「クズ」だと僕が言ってC子がキレた話。
僕はC子に、「現在の彼女から聞いてるけど、B男はクズだと思う」というニュアンスでまず話して、C子がそんな話聞きたくないと言ったので詳しい内容は一切話していないんだけど、後にそれが原因でC子はB男と喧嘩したらしいから、以下のような展開が想像できる。
まずC子が現彼女から相談を受けていると言う男からクズって言われたけど?!とB男を責め、B男はC子から責められた腹いせをA子にぶつけ、その際に僕の存在を取り上げて責めて、A子はB男がまだ好きだからB男のクズさどうこうよりもそれを誰かに話したという点ですべてのヘイトが僕に向いた形なのではないかと。
まず情報源がA子であることを顕にしたこと、それからC子には「クズ」という言葉が相当刺さったようで、その単語の選択が悪かったこと、その二点に関しては完全に僕の過失であり、責められるのは当然だと思う。
でも「今の彼女と知り合いでその人からB男の悪い話を聞いてる」という事実をC子に伝えてほしいというのは僕をC子に引き合わせた知人男性から頼まれたことで、その知人男性にしてみればクズのB男との関係を断ってほしい一心があるだろうと思い、ほんとはやりたくもないのにそれを汲んであえてきつい言葉を使って頑張ってみたらそこだけが独り歩きした。
実際にはA子から聞いた話の詳細は僕は一切漏らしていないのに、B男に届いた時点で「A子が有る事無い事第三者に話した」となり、それがA子に届いたときには「僕がA子から聞いたことをよそでべらべら喋った」ということになっているであろうことに辟易とする。
もともと僕にそれを頼んだその知人男性とC子のセフレ関係は、住んでる島が違うのでそう頻繁なものではないようだけどまだ続いている。
ちなみにその知人男性は島でゲストハウススタッフをやっているけど、地元に彼女を置いてきていて、島にも彼女がいる。島の彼女には地元の彼女とは別れたから俺と付き合ってくれと言って口説いたらしく、島の彼女と僕は知り合いなので、地元の彼女と別れていないことを僕は口止めされている。
A子は結局B男からふられたらしく、前回のこの知人女性との会食でそれを聞いて僕は一応ほっとしたのもつかの間で、当時彼女の泣き言のすべてを受け止めていた僕を「あの人やばい」とディスったその口で「今でもB男のことが忘れられなくてどうしたらいい?」と知人女性に問いかける。
僕は、結果別れられたならよかったと思って、そこに少しでも寄与できてたならそれで全然いいと思っていたけれどそれさえどうやら見当違いで、別れたことは今だに引きずりなんの解決もしておらず、彼を引きずるあまり沖縄に就職を決めてしまった。
僕は寄与どころか彼女にとっては別れるきっかけになったくらいの勢いで、関わったことを後悔されているレベルみたい。
B男は当時スタッフだった離島の宿の経営者となり、宿ぐるみで今夜は誰がどの女の子を狙うかの相談を繰り返していると聞く。
30代半ばのC子には結婚願望があって、B男はこれ幸いと結婚を匂わせてつないでいるらしいけど、C子が(かつてはA子も)便利なセフレでしかないことは、少なくとも周りの男連中は全員が知っている。
そして今日の相談者である知人女性は、「まだ付き合っていない相手と酒の勢いで避妊しないで関係をもってしまって、あとで調べたらその日は危険日だったんだけどどうすれば?」という話を聞いてもらうためだけに僕を呼び出す。
こんな話をできる唯一の相手と認識してる僕を、A子から「あいつやばいから会うのやめたほうがいいよ」と直接ディスられてもその意味さえ問わず「そうなんだ」と受け止めて取り繕って一方で僕の時間を搾取して、無頓着にそのやりとりを僕に晒してくる。
「私は違うと思ってるから大丈夫です」
大丈夫って、それは何が?誰が大丈夫?
さらにその場で調べて判明した事実として、C子と知人女性の相手の男は以前から知り合いのようなので、比較的誰とでも旅先で寝てしまうC子とその男性にすでに関係があるのは想像に難くない。これは現時点では事実ではなく邪推だけど、今回の相談で知人女性から聞いたその男性の一連の行動を見る限り明らかにその手のことの常習犯なので、ほぼ事実と考えて間違いない。
登場人物が全員ゲスくて壊れている。
それらの一連に対して、僕は僕で腹を立てているのに、楽になるならそれでいいよと偽善者ヅラをして受け止めてしまう。
登場人物全員がクズで、僕はその中でそれなりにまともなほうだと思っていたけど、そのクズたちからしてみれば、僕には彼ら以下の価値しか無いみたい。
多少世の中の規範からずれたところはあるけれど、僕なりに真摯に、誰も裏切らないようにちゃんと生きてるつもりなのにそんなの何の意味も無くて、みんなからいいように利用されるばっかりでなんだか笑う。
今考えると、関わってしまったことがすべての原因だから、そう考えると自業自得とも思える。
この状況で僕に出来ることなんて本当は何一つなくて、役に立てなくてごめんねと知人女性に言うと、
「聞いてくれるだけで随分楽になるから」
という、もういろんな人から百万回ほど聞いた言葉がまた出てくる。
もう、ほんと、僕はいったい何者なのかと。
そんな僕の思いはどこに向かうことも、誰かに昇華させられることもなく、無為に消化だけされ、結局みんなそれぞれ自分で決断をして、自分なりの結論に収束する。そこに僕の働きが介在する余地はなく、むしろ僕だけが変なダメージを受けて終わり。
もう、なんか、この世に俺いらないよね。