気遣い

昨年のゲストハウス勤務で仲良くなったドイツ人の女性がワーキングホリデーを終えて国に帰る時期が近づいてきてて、東京に来るから会いましょうと連絡をもらいました。

お声がけいただくのは嬉しくてぜひぜひと返事したのですが、でも残り少ない時間を僕のために使ってもらうのも心苦しい思いもあったので、返すLINEの文末に以下を書き添えました。

「僕との約束は気にせず、残り少ない日本滞在を楽しんでくださいね」

そして返ってきた返事で会うことは確定したんですが、文末でそのことに触れてありました。

「最後の文はあなたらしいですね笑 約束は気にしますよ。」

と。

それに返す返事の文末でまた、

「気を使いすぎですかね笑 それが相手にとって一番大事なことかいつも迷うんですよね」

と触れると、返事でまたその点について触れられていて、

「あなたがそれを気にする人だっていうのはわかってます。会いたくなかったら最初から連絡しないから、大丈夫です」

と返ってきました。

相手にとっては既にめんどくさいやりとりだろうなあと思います。それにちゃんと答えていただけるのはとても幸せなことです。


でも、本当は、

相手に気をつかっているわけではなくて、こちらの気持ちを押し付けて拒絶されたり、嫌われたりするのに予防線を張ってるだけなんです。

つっこんで行って拒絶されるより、適度な距離をおいて門前払いのほうがダメージは少ない、そんな臆病で浅ましい気持ちの成れの果てが「気遣い」という形に捉えられているだけで。

本当は自分の意思で常に全部決めて、相手が嫌だったり都合悪かったりすれば断られる、それでいいはずなんですけどね。

怖いんです。いつも。