早仕舞い

一つ前の記事にも書いたけどインフルエンザを患ったことで年末近くの予定の多くが吹っ飛んでしまって、先程今年最後の仕事のメールを送って、今年ももう終わりだなーと感慨にふけっているところです。

沖縄のことはしつこいほどに書いたからもう食傷気味だと思うけど、それを発端に特に今年の後半はとにかく色々ありました。

この年になってなお、知らなかったこととか、体験したことなかったことがあって、それはまあ当たり前だとしてもそれを体験する機会がこんなに訪れるもんなんだなあと改めて思って、人生っていくつになってもわからないもんだなあと感じます。

でも今年一番驚き、嬉しかったことは、これを読んでくれてるある方と再びつながったことです。

このブログは検索にかかる設定にはしていないし、今はもう誰にもURLを教えていないし、結果、今ここを読んでるのはその方だけなので、読んでるとわかっててこれを書くのがもうあざとくさえもないというか、いや、メールでやれよメールで、という感じでもあります。

でもまあ、逆にそれをメールで送るほうがあざとい気さえするし、そもそもその人が楽しみにしてるのは、たとえ書かれていることが自分のことであっても他人事のように、傍観している感のある接し方を望んでいるというか。

その人はたぶん僕と関わりたいわけではなくて、僕の発信するものをただ見たいだけなんだろうな、となんとなく思うので、ここに書いておくことにします。

直接のやりとりは返事を書く手間を取らせてしまうし、何より僕の書くことは、一対一で受け止めるにはやや重いことが多いし笑


7月頃にここをやめたときはもうほんとに無理だと思っていて、実際書くことも気力もほんとになかったから普通に終了でした。その時点ではまたブログ書いたりとかは全く考えてませんでした。

そして11月までに色々とあって、またそれが誰にでも話せることではないけど誰かには聞いてほしいことだったりして、もうここは誰の意識からも消えているだろうけど、いつか思い出してもらえたりするならその思い出してもらえた人に読んでもらいたい、と思ってこのブログをもう一度復元して、思ったことをたらたらと書いてました。

そしてある日それが読まれていることに気づいて、とはいえそれが誰かまではさすがにわからず、読んでくれてるのがその人だったらいいなと思いつつ、いやなかばその人だろうとは思いつつ確信も無く、でも読んでくれてる人がいることには変わりないので、また僕は吐露を始めて、少し経った頃。

ある日、インスタのストーリーにその人の足跡を見つけました。

それは僕からすれば青天の霹靂で、そもそもインスタのストーリーは明確にアカウント名で足跡が残るので、相手にそれが伝わることを前提でしか見ないものだと思ってました。中にはそれを知らない人もいるにはいますけど、その人がそれを知らないわけはないから、見てることが僕にバレること前提で、あえて見たはず。

なにか意味があるのかもしれないと思い、野暮かなとは思ったんですがその人にメールで連絡を取ったら、僕の「発信するものが単純に好き」と言ってもらえて、確認するとブログを見てくれてるのもその人で、インスタフォローしていいですか?とのことで、ひさしぶりにインスタでつながることになりました。

そもそも僕はその人のブログのファンで、むこうも僕の当時のブログを読んでくれてて、それを知ったのは僕が最初にブログをやめようとしたときで、そのときから恐らく7〜8年近く経っています。

出産を経て人生が変わったと言っていたその人が、こんなに適当に思うように生きてる人間の言動に関心を残してくれてるのが信じられないし、やめますっつって数ヶ月NOT FOUNDだったブログをときどき見てくれてたんだと思うと、もうなんか感謝っていうか、ああ、ほんとに好きで見てくれてるんだなと確信できて、ほんとに嬉しかったです。

ひとつだけ質問できるとしたら、ずっとなにもなくなってたURLを見続けて、ある日、画面が開いた瞬間何を思ったか、それをいつか聞けたら楽しいです。

いやもうほんとにいまだに「なんで?」って気持ちは拭えてません。

書いてる内容は、まともにご家庭を持っている方からすれば顔をしかめるようなことも書いてあると思うんです。おいおいまだそんなことやってんの?みたいな。

なんでしょうね。自分に微妙に近くて遠いところにいる人間が絶妙にネガティブで少し真っ当からずれてて、ウォッチするのが面白いんですかね。全くの無関係でもない、少しだけ知ってる人間ってのも絶妙なスパイスなのかな。

でもまあ僕の適当な人生とそこから吐き出される愚痴まみれの文章や写真が、誰かの生活を少し彩るものになってることはとても幸せなことなんだろうと思います。

とても小さなことなのかもしれないけど、僕にとってこれが、ことし一番心に残った出来事になりました。なんか、こう、ありがとうございました。