一つ前の記事を昨日書いて、そして今日。
父がおそらくもう数日は持たないだろうという連絡がついさっき来た。
今日の夜ご飯の買い物と、新しいフライパンと水炊き用に小さめの鍋も買って帰宅し、歩いたらもう汗をかく季節になったなと思いながら氷の入った炭酸の飲み物を用意してテーブルに座り、チーズを一個剥いてまさに一口かじったところで着信があった。
話し終えたときには炭酸は抜け、冷蔵庫で冷やしていたチーズは生ぬるくなっていた。
そんな風にタイミングまで緻密に嫌がらせしてくる神様もかなり性格悪い。
GWには数泊の旅行の予定を入れていて、父の死期を想定して逆算するにとても行けるとは思えず、今しがた全部キャンセルし終えた。
往復の飛行機、それなりの競争率を突破して予約した宿、それらはもう二週間前を切ってちょうどキャンセルが効かなくなった矢先で、行かなくなった旅行に対して数十万のカードの支払いだけがたぶん来月来る。
明日実家に帰る予定にしたけど、これで僕が実家に戻るとまた父は回復したりするだろうか。
もう、何もやる気が起きないんだけど、これは許されるかな。
みんなもっと辛いのかな。
親の死期に振り回されるくらいで愚痴りすぎ?
でもお金も時間も有限で、それは歳を負うごとに価値が上がっていくんだよ。
もっとも嫌なのは、死ぬなら周りを振り回さずにもっとあっさり死んでほしいと願ってしまうことで、自分が人でなしだと気づくのはなかなかキツイ。
ほんともう、なんなんだ。